「作り話だから無意味」という話ではない
What?紙幣を受け取るのは、次の人もそれを使えると考えるからです。会社も、建物だけでなく法律や契約を通して組織として扱われます。
ハラリは、こうした共有された意味に、人間が大人数で協力できる理由を見る。物語という言葉は、役に立たない嘘という意味ではありません。
『サピエンス全史』の中心的な議論
Where from?著者公式の『サピエンス全史』紹介では、国家や貨幣、人権などを、人間が共有する想像上の秩序として捉える議論が示されています。
この記事で扱うのは、この本における著者の説明です。「共有する物語」という発想すべてをハラリが最初に発明した、とする意味ではありません。
当たり前の仕組みを見直せる
Why it mattersお金や会社を自然物のように当然視せず、人が維持している仕組みとして見ると、どの規則を共有しているのか、誰が参加できるのかを問い直せます。
ただし、魅力的な説明であることと、歴史の細部まで証明されたことは別です。著者の見取り図と、個別研究の結論を分けて読む。 その距離を保つと、考える入口として使えます。
別の視点で考えたいとき
More info外山滋比古『こうやって、考える。』:短い文章から考えるきっかけを得たい方へ。本の形式と読む場面を紹介する記事です。

