洗浄に、2つの薬用成分を組み合わせる
真菌と細菌に、それぞれ働く2つの成分
ミコナゾール硝酸塩は、真菌(カビ)の増殖を抑える抗真菌成分です。 泡石鹸・液体石鹸には、細菌を抑える殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールも配合されています。洗浄にこの2つの作用を組み合わせるのが特徴です。公式の製品特長・成分表示
製品として表示されている効能は、皮膚の清浄・殺菌・消毒と、体臭・汗臭・ニキビの予防です。足やわきなどのムレやニオイが気になる部分を、日常の洗浄で清潔に保ちたいときの候補になります。公式の効能・効果
泡タイプは泡立てる手間を省いて部分洗いしやすく、液体タイプは泡立てて全身など広い範囲を洗う用途に案内されています。泡と液体の治療効果の強さを比較したものではありません。
マラセチアへの作用には、どんな根拠がある?
マラセチアは健康な人の皮膚にもいる真菌です。1997年の原著は、ミコナゾールがM. furfurに抗真菌活性を持つことを先行研究に基づいて説明し、0.75%配合の試験シャンプーを調べています。
8施設の二重盲検比較試験では、有効性解析108人のうち、フケが改善した人は配合群42/58人(72.4%)、成分を除いた基剤群26/50人(52.0%)でした。改善例ではM. furfurの菌数減少も認められました。原著:清ほか、1997年
これはフケ症に対する試験シャンプーの結果です。現在の泡石鹸・液体石鹸を試した数字でも、脂漏性皮膚炎の治癒率でもありません。 石鹸については、真菌の増殖を抑える成分を配合していることと、上記の製品表示効能を根拠に選びます。病気の治療や菌の根絶を保証するものではありません。
なお、現行のネクストシャンプーは、メーカーがミコナゾール硝酸塩の作用とフケ・かゆみ予防を説明する別製品です。試験の0.75%を現行製品の配合濃度として読み替えません。ネクストの公式説明
この記事は公開資料に基づく説明で、筆者の使用実験ではありません。根拠確認日:2026年10月18日。
皮膚炎には使わず、製品名を確かめる
- 湿疹・皮膚炎・傷・腫れ物がある部位には使用しない。 悪化させるおそれがあるとメーカーが注意しています。症状を石鹸で治そうとせず、洗い方や治療を皮膚科で相談してください。
- 使用中に赤み・かぶれ・刺激などが出たら中止する。 皮膚科へ相談します。目に入ったらすぐ洗い流し、違和感が残る場合は眼科へ。乳幼児の手の届かない所に保管します。
- シャンプーと混同しない。 たとえばネクストシャンプーは頭皮・毛髪用で、フケ・かゆみの予防を目的とする別製品です。石鹸とは成分の組合せや表示効能が異なります。「コラージュフルフル」というシリーズ名だけで全製品に同じ成分・効能があるとは判断しません。ネクストの公式説明
赤み・ただれ・フケ・かゆみが続くときは、原因と必要な治療を皮膚科で相談します。脂漏性皮膚炎では抗真菌薬や炎症を抑える薬などを使うことがあり、洗浄ケアだけで代わりにはできません。治療についての解説
形の違いと、症状があるときの注意へ
泡立て方、洗う範囲、容量・購入条件の違いを比べられます。
患部に使用しない条件と、通常の洗浄・皮膚科への相談の区別を確認できます。

